
大きな災害に備えて非常食を備蓄したいけど
どんな種類を準備したらいいんだろう?

今回は主菜になる非常食について解説するよ。
主菜の役割や販売している製品についても紹介!
非常食の基礎知識
近年、大雨や地震などの自然災害が増えてきているように感じます。
もし大きな災害が起きた時に、食べ物や飲み物が準備できてなかったら困ってしまいますよね。
今回の記事では、非常食の中でも「主菜」にポイントをしぼって解説しています。
非常時における「主菜」の役割や実際に販売している製品も合わせて紹介していますので、よかったら読んでみてください!

非常食とは?
大雨や地震などの災害は、いつどこで起こるのか誰にも予測することはできません。被害の状況によっては電気・ガス・水道が止まったり、物流の混乱などにより食料を手に入れることが困難になってしまう事も考えられます。
そんな非常事態に備えて、事前に食料や飲料を備蓄したものを「非常食」と言います。
【非常食の選び方】や管理方法については下記で詳しく解説しています!こちらも合わせてどうぞ!
非常食は何日分必要?

「非常食」を備蓄するときは最低でも3日分、できれば1週間分生活できるだけの備蓄が必要といわれています。
飲料水に関しては調理にも使うことを想定して、1日3リットルの水を備蓄することが必要になります。
栄養のバランスを考えながら、最低でも3日分の非常食(食料、飲料水、カセットコンロ等)を準備をしておきましょう!
非常食の種類
「非常食」として以下のような種類があります。それぞれの種類をバランスよく備蓄しておくと、栄養面でもバランスが良く、バリエーションの取れた食事が取れると思います。
- 飲料水
- 米やパン(炭水化物を含む主食)
- 缶詰やレトルト食品(たんぱく質の取れる主菜)
- 野菜ジュースやサプリメント(ビタミンやミネラルを含む副菜)
- お菓子(避難生活のストレスを低減してくれる)
- ガスコンロ(食品を温めたり、調理に必要)
主菜になる非常食ってどんなもの?

非常食の中でも主菜になるものにはどんな種類があるのでしょうか?
ここからは主菜になる非常食の特徴や役割について解説して行きます!
主菜になる非常食の種類や特徴
主菜になる非常食は肉製品や魚製品、大豆製品などのたんぱく質を含む食品のことをさします。
それぞれの種類について簡単に紹介します。
肉製品の非常食

非常食の肉製品としてたくさんの種類が販売されています。ハンバーグや肉じゃがの製品が比較的多そうです。
常温保存可能なレトルト袋の形状で販売されていることが多いですが、一般に販売されている製品は賞味期限が1〜2年ほどのものが多いです。非常食用の製品は賞味期限が5年以上の製品もあるのでおすすめです。
魚製品の非常食

非常食の魚製品はさばやイワシの缶詰や、レトルトの製品が多いです。
一般に販売されているサバ缶などは賞味期限が3年のものが多く、そちらを備蓄されている方も多いかと思います。非常食用の製品だとレトルト袋入りで賞味期限が5年以上の製品もあるので、重量や大きさの観点からレトルト袋入りの製品をおすすめします。
大豆製品の非常食

非常食の大豆製品はほとんど販売されてないのが現状です。常温で保存できるレトルト袋の製品もありますが賞味期限は1年ほどのものが多い印象です。
菜食主義の方や肉製品が苦手な方向けで、大豆を使った非常食を記事の最後で紹介しています。
非常時における主菜の役割
主菜である肉製品や魚製品などはたんぱく質を多く含んだ食品です。
たんぱく質は身体の筋肉、内臓、皮膚などをつくるもととなる栄養素です。免疫細胞などをつくるもとでもあるので、たんぱく質が不足すると免疫力も低下してしまいます。
食事をとると人の体温は上昇すると言われていますが、栄養素の中でたんぱく質が最も効率よく体温を上げる効果があると言われています。体温が上がると体の血流が良くなり、免疫力が高まる効果も期待できます。
災害などの非常事態には、普段とは違った精神的・身体的な疲労感を感じる状況が続いてしまいます。そのような状況でも免疫力を落とさず、健康的な身体を維持するためにたんぱく質を多く含んだ非常食をしっかり食べることが大事になってきます。
販売されている非常食の紹介
ここからは実際に販売されている主菜になる非常食をいくつか紹介していきます。
肉製品、魚製品、大豆製品それぞれのおすすめの製品を載せていますので、非常食を選ぶときの参考にしてみてください!
肉製品の非常食
製品の特徴
【ロングライフフーズ】から販売されている、非常用のハンバーグです。(1袋100g)
調理不要で開封してそのまま食べることができます。保存期間は6年。レトルトパウチなのでゴミが少なく済みます。
湯煎やレンジなどで温めて食べることも可能です。
原材料名
ハンバーグ(牛肉、豚肉、牛脂、卵、ソテードオニオン、その他)(国内製造)、デミグラスソース(小麦粉、ポークオイル、トマトペースト、その他)、ウスターソース、トマトケチャップ、赤ワイン、ビーフコンソメ、食塩、香辛料/増粘剤(増粘多糖類、加工でんぷん、アルギン酸エステル)、着色料(カラメル、ココア)、調味料(アミノ酸等)、香辛料抽出物、甘味料(カンゾウ)、酸味料、乳化剤、pH調整剤、(一部に乳成分・卵・小麦・大豆・牛肉・豚肉・鶏肉・りんご・ゼラチンを含む)
製品の特徴
【アルファフーズ】から販売されている、非常食の肉じゃがです。(1袋130g)
調理不要で開封してそのまま食べることができます。保存期間は5年。湯煎で7~8分温めると、温かい状態で食べることもできます。
UAA製法(Ultra Anti Aging製法)という、調理済みの食材を殺菌し、パウチ袋に不活性ガスを入れることで、美味しさそのままで常温長期保存を可能にできる製法で作られているそうです。
原材料名
野菜(じゃがいも(国産)、玉ねぎ、にんじん)、牛肉、糸こんにゃく、醤油(小麦・大豆を含む)、砂糖、還元水飴、かつお節エキス、ビーフエキス/増粘剤(キサンタンガム)、水酸化カルシウム(こんにゃく用凝固剤)
魚製品の非常食
製品の特徴
【ロングライフフーズ】から販売されている、非常食の鯖の味噌煮です。(1袋80g)
調理不要で開封してそのまま食べることができます。保存期間は6年。レトルトパウチなのでゴミが少なく済みます。
湯煎やレンジなどで温めて食べることも可能です。
原材料名
さば(ノルウェー又は英国、アイルランド産)、味噌(大豆、米、食塩)、還元澱粉糖化物、発酵調味料、みりん風調味料、醤油、生姜/増粘剤(グァーガム、キサンタンガム)、酒精、(一部に小麦・大豆・さばを含む)
製品の特徴
【アルファフーズ】から販売されている、非常食の赤魚の煮付けです。(1袋100g)
調理不要で開封してそのまま食べることができます。保存期間は5年。食物アレルギー特定原材料28品目不使用製品です。
UAA製法(Ultra Anti Aging製法)という、調理済みの食材を殺菌し、パウチ袋に不活性ガスを入れることで、美味しさそのままで常温長期保存を可能にできる製法で作られているそうです。
原材料名
赤魚、魚醤、みりん、砂糖、生姜/増粘剤(加工でんぷん)、カラメル色素
大豆製品の非常食
製品の特徴
【石井食品】から販売されている、非常食の大豆を使ったおかずです。(1袋50g)
水や加熱が不要で、そのまま食べることが可能です。保存期間は5年。ご飯やおかゆに乗せて食べることもおすすめです。
原材料名
ひじき(韓国産)、にんじん、大豆、しいたけ、ごま、砂糖、食塩、かつおだし、昆布エキス、醸造酢
製品の特徴
【タカナショク】から販売されている、非常食の豆腐でできたジャーキーです。(1袋40g入り)
調理不要で食べられ、ジッパー付きなので小分けにして食べられます。保存期間は5年。おかゆやスープに入れることで、味の変化を付けることもできます。
動物性の原材料を使用していないので、菜食主義の方も安心して食べられます。
原材料名
大豆、醤油、砂糖、みりん/にがり(粗製海水塩化マグネシウム)
主菜になる非常食についてのまとめ!
今回の記事では、主菜になる非常食の役割や、実際に販売している製品について紹介しました!
それでは今回のポイントをおさらいしましょう!
- 非常食は最低でも3日、できれば1週間分の備蓄が望ましい
- 主菜になる非常食は肉製品や魚製品、大豆製品などのたんぱく質を多く含む食品
- 主菜は身体の筋肉、内臓、皮膚、免疫細胞などをつくる元になる役割を持つ
- 主菜を食べると体温が上がり、免疫力が高まる効果も期待できる

主菜になる非常食にも色々な種類があるね。
自分の好みに合った製品を選んで備蓄してみよう!

いざという時に慌てないように、
日頃からしっかり準備をしておこうね!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
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